色々と苦労してまで自分用 Git サーバーを立てようとは思わない、という場合は、Git 専用のホスティングサービスに Git のリポジトリを預けられます。 そうすれば、初期セットアップはすぐ終わり、簡単にプロジェクトに着手できます。また、サーバー保守や監視の必要もありません。 仮に内部用に自分用のサーバーを運用していたとしても、オープンソースのコードをホストするにはホスティングサービスの公開リポジトリを使うといいでしょう。そうすれば、リポジトリは見つかりやすく、オープンソースコミュニティの助けも得やすくなります。
最近では、数多くのホスティングサービスが存在していて、それぞれに長所・短所があります。 ホスティングサービス一覧の最新版は、Git wiki の GitHosting のページ https://git.wiki.kernel.org/index.php/GitHosting を確認してください。
なお、GitHub の使い方を ch06-github.asc で詳しく説明します。なぜなら、GitHub は最大のGit ホスティングサービスで、関わりあいを持とうとしたプロジェクトが GitHub にホストされていることも十分あり得るからです。とはいえ、Git サーバーを自らセットアップしたくないなら、選択肢はたくさんあります。