diff --git a/_content/post/2024-09-16-boot-setup/_index.md b/_content/post/2024-09-16-boot-setup/_index.md new file mode 100644 index 0000000..5cc0099 --- /dev/null +++ b/_content/post/2024-09-16-boot-setup/_index.md @@ -0,0 +1,173 @@ +--- +type: "post" +title: "新しく買ったマシンにOSをインストールする際に気を付けること" +draft: false +description: "自分用備忘録" +ogp: 'ogp-big.webp' +changelog: + - summary: 記事作成 + date: "2024-09-16T10:06:13+09:00" +--- + + +おうちk8sをやりたいなと思って、新しくサーバ用のマシンを買いました。インストールに苦労したので、自分用備忘録を書きます。 + +# やりたかったこと + +- USBメモリから Ubuntu server 24.04.1 を起動する + +# まとめ: 注意すること + +前から順に疑う + +物理から疑う + +- USBメモリが壊れていないか? + - 別のUSBメモリを試す + - UEFIの一時起動ディスク指定画面でUSBが表示されないなら、USBメモリの破損かISOイメージが変ではないかを疑うとよい +- マシンのUSBポートは壊れていないか? + - 別のUSBポートを試す + +USBメモリの中身を疑う + +- フォーマットは適切か? + - GPTディスクになっていることを確認 + - FAT32でフォーマットされていることを確認 +- ISOイメージが壊れていないか? + - UEFI対応でないと認識しないこともあるらしい + +USB側が正常っぽいなら、UEFI側を疑う + +- UEFIの設定がおかしくないか? + - Secure boot + - Secure bootの設定は適切か?3rd party CAを許可しているか? + - Secure bootをOFFにしてみる + - Secure bootをOFF/ONにしてPolicy違反画面が出ない/出るが変化するなら、3rd party CAを許可する設定をすると治るかもしれない + +今回のケースでは、以下の2つが原因でうまく行っていなかった + +- 最初に試したUSBメモリが壊れていた + - 別のUSBメモリを使用して解決 +- UEFIの3rd party CAを許可していなかった + - UEFIの設定から許可して解決 + +# 試したこと・うまくいかなかった記録 + +環境は以下の通り。 + +- PC: ThinkCentre M75q Gen5 AMD +- USB: Buffalo 32GB RUF3-K32GA-BK/N + +時系列 + +- マシンの検査をする + - ThinkCentreに元々Windows 11が入っていたので、起動がうまくいくことを確認してCrystalDiskInfoでストレージの状態確認、CrystalDiskMarkとCinebenchで性能が大幅にズレていないか確認した +- ISOイメージを書き込んだUSBメモリを差して起動してもうまくいかない +- UEFIの設定を変えてみる +- ISOイメージを焼き直してみる +- USBメモリを変えてみる +- UEFIの設定をもとに戻してみる +- UEFIの設定を変えてみる +- OSを変えてみる + +## ISOイメージを書き込んだUSBメモリを差して起動してもうまくいかない + +[Ubuntu Server 24.04.1](https://ubuntu.com/download/server) のISOイメージをダウンロードして、すでにあるマシン(Ubuntu server 22.04)でddを用いてISOイメージをUSBメモリに書き込んだ。コマンドは以下の通り。 + +```sh +# マウントされていないことを確認 +lsblk # USB に対応する NAME の右側の MOUNTPOINTS に何もない +# 書き込む +sudo dd if=./ubuntu-24.04.1-live-server-amd64.iso of=/dev/sda bs=1048576 status=progress +``` + +F2やEnterを押す。 + +以下を試した + +- F1を選んで設定画面へ → UEFIのBoot Orderを USB(HDD) にして起動 +- F1を選んで設定画面へ → UEFIのBoot Orderを USB(CDROM) にして起動 +- F12を選んで一時起動デバイスを選択 → M.2(Windows), PXE IPv4, PXE IPv6 だけが表示され、USBが表示されない + +結果: いずれもUSBメモリからUbuntuが起動しなかった。 + +## UFEIの設定を変えてみる + +以下を変更 + +- Secure bootをDisabledにする +- Fast bootをDisabledにする +- Windows firmware updateをDisabledにする + +結果: いずれもUSBメモリからUbuntuが起動しなかった。 + +## ISOイメージを焼き直してみる + +何かおかしいと思ったので、ISOイメージをUSBメモリに焼き直した。 + +Ubuntuからのdd以外に、Balena Etcher(Ubuntu), usb-creator-gtk(Ubuntu), Macからのddを試した。 + +結果: いずれもUSBメモリからUbuntuが起動しなかった。 + +### 補足: Ubuntu serverのGUIアプリをMacから使う + +MacからBalena Etcherを使おうとすると信頼できないから使えないエラーが出る。既存のUbuntu server 22.04からX11 forwardしてXQuartzでBalena Etcherを使った。 + +ssh config + +```sh +Host + User + Port + ForwardX11 yes + ForwardX11Trusted yes + HostName + IdentityFile + ServerAliveInterval 60 +``` + +xeyesを起動 + +```sh +# export DISPLAY=:0 だと、Ubuntu側へ行った時に `unable to open display "/private/tmp/com.apple.launchd.s3HDECl5Iy/org.xquartz:0"` のようなエラーが出る +mac$ export DISPLAY=localhost:0.0 +mac$ ssh -XY 6000:localhost:6000 + +ubuntu$ xeyes # XQueartz でMac側で目玉が表示される +``` + +xeyesが起動することを確かめた後、Balena Etcherを起動した。 + +```sh +sudo env DISPLAY=localhost:0.0 ./balena-etcher +``` + +## USBメモリとISOイメージを変えてみる + +別のUSBメモリに、たまたまあったNixOSのISOイメージをmacのddで書き込んでから差し込むと認識した。 + +この時点でUSBメモリがおかしいことが確定したので、別のUSBメモリを以後使うことにした。 + +結果: NixOSが起動した。 + +(本当はUSBメモリだけ変えてイメージは固定でよかった) + +## UEFIの設定をもとに戻してみる + +UEFIのSecure boot, Fast boot, Windows firmware updateを元に戻してみた。 + +結果: Secure bootのPolicy違反画面が出て起動しなくなった。 + +## UEFIの設定を変えてみる + +Secure bootに3rd party CAを許可みたいなやつがあったので、おそらくUbuntuは3rd partyだろうと思って許可した。 + +結果: NixOSが起動した。 + +## OSを変えてみる + +NixOSが起動したので、MacのddでUbuntu server 24.04.1をUSBメモリに書き込んでみた。 + +結果: Ubuntu server 24.04.1が起動した。 + +以上で、Ubuntu server 24.04.1が起動するようになった。 diff --git a/_content/post/2024-09-16-boot-setup/ogp.png b/_content/post/2024-09-16-boot-setup/ogp.png new file mode 100644 index 0000000..2a10e2b Binary files /dev/null and b/_content/post/2024-09-16-boot-setup/ogp.png differ diff --git a/_content/post/2024-09-16-try-talos-linux/_index.md b/_content/post/2024-09-16-try-talos-linux/_index.md new file mode 100644 index 0000000..21c8080 --- /dev/null +++ b/_content/post/2024-09-16-try-talos-linux/_index.md @@ -0,0 +1,13 @@ +--- +type: "post" +title: "" +draft: true +description: "" +ogp: 'ogp-big.webp' +changelog: + - summary: 記事作成 + date: "2024-09-16T10:06:25+09:00" +--- + + +