Skip to content

Latest commit

 

History

History
138 lines (85 loc) · 7.61 KB

File metadata and controls

138 lines (85 loc) · 7.61 KB

実践08. Git対応高機能テキストエディタ・ATOM

ATOMとは

ATOMは、GitHub社の提供するソフトウェア開発用テキストエディタです。

ATOMの最大の特徴は、テキストエディタとGitクライアントを兼ねているということです。すなわちATOMがあればGitHub Desktopは不要です。

さらにATOMにはマークダウンプレビュー機能があり、当サイトの主旨である「GitHub PagesとMDwikiでウェブサイトを構築する」にも適しています。

Attention: 筆者の確認した限りではMac版ATOMは動作不安定という印象です。また、筆者はWindowsPCを所有していないのでWindows版ATOMの動作を確認できていません。よって当サイトではGitHub Desktopとお好きなテキストエディタを組み合わせての運用をお勧めしています。Windowsユーザーの方は念の為Windows版ATOMの動作を確認していただければ幸いです。

入手方法

ATOM公式ウェブサイトからダウンロードしてください。Windows版・Mac版・Linux版の3種類があります。ダウンロード直後のアプリケーションは.zip形式で圧縮されています

note: URL https://atom.io/

インストール方法

Macの場合

.zipファイルを解凍し、中にあるアプリケーションアイコンをMacOSの「アプリケーション」フォルダにコピーしてください。

Windowsの場合

.zipファイルを解凍してください。自動的にインストールされます。

Gitクライアントとしての使い方

Gitクライアントは、ソフトウェア開発プロジェクトのような、大量のファイルで構成される資料を多人数で編集する状況で使用するアプリケーションです。

ソフトウェア開発プロジェクトの各開発者は、Gitクライアントを用いてGitHub上に置かれたソースコードの原本にアクセスし、手元のPCで修正作業を行なった上で、GitHubに戻します。

0. Gitを用いた共同編集作業の一般的な流れ

概ね以下の手順で作業が進行します。

手順

  1. 管理者がGitHubサーバー上にリモートリポジトリを置く
  2. 開発者が自分のPCにローカルリポジトリを複製する(クローン)
  3. 開発者がローカルリポジトリからファイルを取り出す
  4. 開発者がファイルを編集する
  5. 開発者がローカルリポジトリにファイルを戻す(コミット)
  6. 開発者がローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリに反映させる(プッシュ)(管理者承認が要る場合はプルリクエスト)

1. リモートリポジトリをPC上に複製(クローン)する

ATOMからGitHubにログインするには、あらかじめPC側にリモートリポジトリと関連付けされているプロジェクト(作業ディレクトリ)が存在している必要があります。

リモートリポジトリと関連付けされているプロジェクトをPC側につくるため、ここではリモートリポジトリの複製(クローン)を行うことにします。

GitHub PagesとMDwikiでウェブサイトを構築する場合は、あらかじめGitHubにてWebコンテンツ格納用の空のリモートリポジトリを1つ作成しておいてください。

なお、複製はログインしていない状態でも行うことが可能です。

手順

  1. メニューより[表示>コマンドパレット]を選択
  2. 検索文字列欄に『clone』と入力
  3. 検索結果一覧より「GitHub:clone」を選択
  4. [Clone From]欄にGitHub上のリモートリポジトリのURLを指定
  5. [To Directory]欄は変更しない
  6. [Clone]ボタンをクリックする

2. トークンを入手する

ATOMとGitHubとを連携させるためには、まずトークン(40桁の乱数パスワード)を入手する必要があります。

手順

  1. GitHubにログインする https://github.com/

  2. トークン入手用のWebページを開くhttps://github.atom.io/login

  3. [Authorize atom]ボタンをクリックする

  4. [Confirm Password]欄に、GitHubのログインパスワードを入力

  5. 表示されたトークンをコピーする

3. ATOMとGitHubとを連携させる

ATOMからGitHubにログインするには、あらかじめPC側にリモートリポジトリと関連付けされているプロジェクト(ローカルリポジトリ)が存在している必要があります。もしないのであれば、リモートリポジトリの複製(クローン)を先に行ってください。

手順

  1. ATOMを起動する
  2. ATOM画面左のプロジェクト欄より、プロジェクトを選択する
  3. メニューより[表示>Toggle GitHub Tab]を選択し、GitHubタブを開く
  4. [Login]ボタンをクリックする
  5. [Enter Your Token]欄に先ほどコピーしたトークンをペーストする
  6. [Login]ボタンをクリックする

4. 変更をコミットする・プッシュする

「コミット Commit」とは、作業ディレクトリ内で行われた変更をローカルリポジトリに記録することです。また「プッシュ Push」とは、ローカルリポジトリに記録された変更をリモートリポジトリに反映させることです。

ATOMでは、ファイル内の変更箇所1箇所だけをコミットすることも、作業ディレクトリ内のすべてのファイルのすべての変更箇所をコミットすることも可能です。

コミットの手順

  1. ATOM画面左のプロジェクト欄より、プロジェクトを選択する
  2. メニューより[表示>Toggle Git Tab]を選択し、Gitタブを開く
  3. [Unstaged Changes]欄に前回コミットした後に編集されたファイルの一覧が表示されるので、今回コミットしたいファイルを選ぶ (通常は「Stage All」ですべてを選ぶ)
  4. 画面右下のブランチアイコンをクリックして、コミットを記録するブランチを選ぶ (通常は初期値のまま変更しない)
  5. [Commit to (ブランチ名称)]ボタンをクリックする

プッシュの手順

  1. コミットする(詳細前述)
  2. メニューより[表示>Toggle GitHub Tab]を選択し、GitHubタブを開く(自分が管理者でないプロジェクトの編集をしている場合、ここで[Publish + open new pull request]という大きなボタンが表示される。承認申請の意味)
  3. 画面右下のFetchアイコンを右クリックして、ポップアップメニューより[Push]を選ぶ

(以後作成中)

関連ページ


関連ページ