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6.1.7. 特殊レジスタ

opensource COBOLには、他のCOBOL方言と同様に、データ部で実際に定義しなくても、プログラマが自動的に使用できる多数のデータ項目が含まれている。COBOLでは、レジスタや特殊レジスタなどの項目を参照する。opensource COBOLプログラムで使用できる特殊レジスタは次のとおりである。

表6-15-特殊レジスタ

レジスタ名 暗黙のCOBOL PIC/USAGE句14 使用方法
LINAGE-COUNTER BINARY-LONG SIGNED このレジスタのオカレンスは、LINAGE句を持つSELECTで指定された各ファイルに存在する(5.1を参照)。FDにLINAGE句があるファイルが複数ある場合、このレジスタへの明示的な参照には修飾が必要である(「OFファイル名」を使用)。
このレジスタの値は、ページ本体内の現在の論理行番号になる(LINAGE句が論理ページを構成する方法については5.1を参照)。
このレジスタの内容は変更してはいけない。
NUMBER-OF-CALL-PARAMETERS BINARY-LONG SIGNED このレジスタには、サブプログラムに渡される引数の数が含まれている。メインプログラムで参照されると、その値はゼロになる。
同じデータを取得する別の方法については、8.3.1.9のC$NARG組み込みサブルーチンのドキュメントを参照。
RETURN-CODE BINARY-LONG SIGNED このレジスタは、数値データ項目を提供する。サブルーチンは、それCALLしたプログラムに制御を戻す前に値をMOVEしたり、メインプログラムがオペレーティングシステムに制御を返す前に値をMOVEしたりすることができる。
ほとんどの組み込みサブルーチン(8.3)が、このレジスタを使用して値を返す。
これらの値は―規則により―RETURN-CODE値を設定したプログラムが実行しようとしていたプロセスの成功(通常は値0)または失敗(通常は0以外の値)を示すために使用される。
SORT-RETURN BINARY-LONG SIGNED このレジスタは、RELEASE文またはRETURN文の成功または失敗のステータスを示すために使用される。成功の場合は値0が返り、値16が返ってきた場合は失敗を示す。RETURN文の「AT END」状態は、失敗とは見なされない。
WHEN-COMPILED See “Usage” このレジスタには、プログラムがコンパイルされた日時が「mm/dd/yyhh.mm.ss」の形式で含まれている。返ってくるのは2桁の年のみであることに注意すること。

14 PICTURE句またはUSAGE句の仕様の説明については5.3を参照。

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